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人間ドックで胃に5cmの腫瘍が見つかり、GISTの可能性が高いと言われてからのてんやわんや。

私とGISTのこと。

ショーケンさんのことで、初めてGISTを知ったと言う方が多いと思います。
私も先日の人間ドックの結果で、初めて聞きました。
このブログを最初から読んでる方には耳タコ(目タコ?)かもしれませんが、私の知っていることと状況を書きたいと思います。

まず、GISTの前に胃の粘膜下腫瘍について。
ショーケンさんのGISTが何処に発生したのかはニュースで語られていませんが、胃に発生することが多いのと、私自身の腫瘍が胃に見つかったので、胃の粘膜下腫瘍に限ってお話します。

いわゆる胃がんは胃壁の上に発生します。
しかし、GIST等の粘膜下腫瘍は文字通り粘膜の下や内部に発生します。
胃カメラで見ると、腫瘍が粘膜に包まれているように見えます。
この段階では、粘膜の内部に腫瘍があるのか、それとも外部の腫瘍が胃壁を外から押し上げているかは分かりません。
その次にCT検査を行うことによって、判明するようです。
そこで、粘膜内部に腫瘍があることが分かっても、即GISTであるという確定はできません。
腫瘍を切除するか、粘膜下に突き刺して細胞片を取り出して検査をしないと病名は判断できません。
私の場合、腫瘍が5cmあるので切除しか治療法はないので、切除してからの病理検査になりました。
腫瘍が5cmを超えた場合は、良性悪性関わらず切除になります。
私の場合、腹腔鏡手術の予定です。これだと傷跡が小さくて済みます。しかし、場合によっては開腹になる可能性があるという話です。

その種類についてですが、GIST以外に、脂肪腫、リンパ腫、カルチノイドがあります。
この中で脂肪腫は柔らかいので、胃カメラでつついたところによる反応から、違うらしいと。
逆に言えば、反応が柔らかかったら、脂肪腫の可能性は高いといえますね。
リンパ腫は全身で発生する可能性があります。
カルチノイドは小腸に出来ることが多いですが、胃に発生することもあるようです。
この中で、脂肪腫のみ良性の腫瘍です。

ここで、私の場合はGISTの可能性が高いと言われました。
何度か書いてますが、GISTは10万人に1〜2人に発生する希少がんです。
胃がん等の消化器がんとは異なりますが、悪性の腫瘍であり、転移もします。
そして、自覚症状はほとんどありません。
私は脇腹が痛いということが何度かありましたが、医師に言ったところ、それは腸に原因があって、腫瘍自体に痛みはないらしいです。
この為、発見が遅れることがよくあるそうです。
血液検査の、いわゆる腫瘍マーカーにも反応は出ません。
私は、たまたま人間ドックに行ったことで見つかりましたが、すでに5cmまで成長していました。
定期的な人間ドックをするしかないです。
様々な事情で、なかなか検査を受けられない方も多いと思います。
しかし、大きくなって転移や破裂してからでは遅いのです。破裂すると相当痛いそうですし。
せめて数年おきくらいに検査した方がいいと思います。
私は10年ぶりの検査でした。
特定健診は受けていたのですが、それでは胃の内部まで分からないので。
胃カメラでなく、バリウムでも分かるかもしれませんが、胃カメラだとフルカラーですし、映像を確認することもできます。
5cmの腫瘍、見た目がすでに大きかったです(笑)

私が知っているのはここまでです。
切除の後、経過観察になるか、再発や転移予防のために抗がん剤治療をすることがあるらしいです。
この辺りが分かるのは1ヶ月後です。
手術が4/26なので。

しつこいけど、再度書きます。

GISTに自覚症状はありません。
むしろ症状が出たら、かなり進行しています。

そして、10万人に1人か2人というと少なく感じますが、日本国民が1億とすると2000人くらい患者がいるということになります。
意外と多くないですか?

定期的に胃カメラを飲みましょう?
それが、命を救うのです。
検査を勧めることで、身近な人を助けることになるかもしれません。

少しでも、誰かの力になれることを願って、今日はまじめに書きました。
他の日はもっとおちゃらけた文章で、全然軽いです(笑)
人間ドックとか大腸の内視鏡検査のドタバタを面白おかしく書いてます。よろしければ、遡ってみて下さい。
この機会にGISTを知る人が増えたらいいなと思います。