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人間ドックで胃に5cmの腫瘍が見つかり、GISTの可能性が高いと言われてからのてんやわんや。

結果発表!

2/27(水)

いよいよCTと血液検査の結果です。

今度は予約より10分早く到着。

またしても暇つぶしグッズを忘れたので、テレビの前に陣取った。

しかしミ○ネ屋…つ、つまらん…。

横を見ると、そちらはNHKで料理を作っている。

そっちの方が良かった!

でも、これから移動するのもなぁ…となって、諦めてミヤ○屋を見ていた。

受付に近いので、嫌でもやりとりが聞こえてくる。

受付で何やらごねてるご婦人がいる。

「受付は90分前からです!」

「15時半からですよね?90分前は14時です」

思わず現在時刻を確認する私。

13:50。

15:30からの予約なのに、もう来たの!?

気が早すぎるだろ!

あと10分、何処かで暇をつぶしてこいと受付のお姉さんは言っているのだが、おばさんは動こうとしない。

何故そんなに前倒し行動なのか…。

暇なんだな…。

ふと横を見ると、横のベンチでは若いお嬢さんがこうべを垂れて寝ている。

おいおい、いくら暇だからって寝る??

しばらく様子を見ても起きる様子はない。

そうしていると、私が待ってるのと別の診察室からアナウンスが。

「○○番の方!」

しかし、誰も動かない。

もしかして…。

隣のお嬢さんは寝ている。

しばらくして2回めのアナウンス。

「○○番の方!お入り下さい」

しん……。

誰も動かない。

そして3回め。

「○○番さん!」

隣のお嬢さんは寝ている。

おいおい。

とうとうスタッフルームのドアが開いて、看護師さんが出て来た。

「○○番の方!」

寝ているお嬢さんは動かない。

そこへ。

「おっ、俺だ」

奥の方からおっさんが出て来た。

おっさん!!!

お前か!!

寝ているお嬢さんではなかった。

そのお嬢さん、担当医に呼ばれたらさっと起きて立っていたから、どうやら狸寝入りだったらしい。

紛らわしいよ…。

そして、受付ではおばあさんがもめている。

「これで終わり?いつも血液検査と身長を測るのよ?」

「はあ、でも先生から指示はなかったんですよね?」

「でも、いつも血液検査するのよ?」

何故医師が必要ないと判断したことをやりたがるのか?

受付のお姉さんとすったもんだの押し問答をした挙句に、受付が折れた。

「それでは、あちらの採血ルームへ行って下さい」

いいのか。

おばあさんは嬉しそうに採血ルームへ。

あれもミュンヒハウゼンの一種なのかな。

なんかもう患者がみんな自由すぎる。

受付も大変だ。

 

ミ○ネ屋を見てると米朝首脳会談の話題になって、ますます見る気をなくしていると、やっと順番。

中に入ると先日の女医が待っていた。

「CTの結果ですが」

いきなりクライマックスだ!

腫瘍マーカーに反応はなく、転移はしていませんでした」

ほっ。

胃がんじゃなかったのか。

それから女医はCT画像を見せた。

素人目でも分かるでかい黒い丸がある。

「この丸いのが腫瘍です」

胃が押されてぺっちゃんこになっているのを指しながら、女医は言った。

「ジストですね。知ってます?」

知らない。

女医は受付票に「GIST」と書いた。

「大きくなると転移するガンの仲間です」

「仲間…」

「取らないといけません。ただ粘膜の奥にあるので、そこから中身を取って検査しないと確実には分かりません。それは外科の先生の判断次第ですね」

「はあ」

「それとこれは?」

さりげなく受付票に、先日届いた精密検査依頼票を挟んでおいたのだ。

便潜血内視鏡で見ないと分かりません」

「はあ…」

やはり大腸の内視鏡ですか…。

「外科の前に検査しましょう。後で見つかると二度手間ですから」

つまり、腹を開いた後で何か見つかったら、もう一回腹を開かなくてはいけなくなると女医は言った。

「検査はいつがいいですか?」

「火曜か木曜で。えっと…」

壁のカレンダーを見る。

「4月の…」

「早い方がいいです」

「じゃあ、火曜か木曜で…」

大腸の内視鏡は1日がかりと言われてブルー。

2リットルの下剤を飲むんですよね…友人から聞いている。

「では、3/5に内視鏡、3/7に外科の予約を入れておきます」

「はあ…」

グッバイ、私の有給。

診察はそれでおしまい。

今度は指示された検査説明ブースへ向かう。

角をパーテーションで仕切られた中に、お姉さんがひとりで座っている。

なんかデパートによくいる占い師のブースじゃないか…?

そこで何枚かの書類を渡され、諸注意を聞く。

それから、どすんと机の上に箱を置かれる。

「検査前日のお昼と夕食はこれを食べてください」

2食分のレトルト食品だそうな。

へえー、最近は便利なのあるなあ。

「お会計の時に、この料金がかかります。だいたい1800円くらい」

それに追加して下剤を2錠渡される。

普段から下剤を処方されている私に効く気がしない。

まあ、追加で下剤飲も。

それで、今日の診察&検査説明は終わり。

会計を待ちながら、前日の朝食についての注意を読んだ。

えっと、海藻類×、豆×、油脂×、ジャム×と、とにかくダメな物が多すぎる!

平日の朝ごはんは食パンにジャムを塗ったものなのだが、ジャムと油脂が禁止されたら何を塗ればいいのか!?

友人が「めんどくさい!」とキレて、10秒チャージのゼリー飲料にしたという気持ちがよく分かる。

「めんどくさっ!」

私も放り投げた。

そして会計を済ませて、バスで帰路についた。

バスに乗ってる間に、スマホのグーグル先生で「GIST」が何だか調べてみた。

「消化器の粘膜下にできる悪性の腫瘍」とある。

これはガンでは?

更に読み進める。

胃がんや大腸がんのような粘膜から発生する消化器がんとは性質が異なる。」

違うのかー。

更にその先。

「10万人に1人〜2人と少なく、希少がんの一種である」

希少がん。

ガンじゃん!

がんの仲間はがんだった!

女医は普通?の胃がんとは違うという意味で、「がんの仲間」と言ったのかと思われる。

希少なのに診断つくのはすごいなー。

まあ、日本人は1億いるから、国内に1000人〜2000人の同士はいることだな。

結構いるな?

この速報を誰かに知らせようとしてやめた。

まあ、転移してないらしいし、そんな急がなくてもいいかなーと。

残業してる夫は帰ってきてからでいっか。

奇しくも、この日は結婚記念日であった。

夫が弁当とケーキを買ってくることになっていた。

それからでいいかなー。

とりあえず帰ったら保険会社の連絡先を探さないと。

生命保険を初めて使うぜ!

入っててよかった、三大疾病特約!

みんな、医療保険がん保険は入っておこうぜ!

お姉さんとの約束な!