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人間ドックで胃に5cmの腫瘍が見つかり、GISTの可能性が高いと言われてからのてんやわんや。

びよういんとびょういん

こんばんは。yakeimoです。

先週の金曜に、美容院と病院のハシゴしてきました!

 

美容院は1週間前から予約していて、髪を染めに行ってきました。

行きつけの美容院へ行くと、担当のお兄さんがマスクをしている。

開口一番。

「花粉は大丈夫ですか?」

そっちかー!

「マスク忘れたんですよー!薬で抑えてます!」

「薬飲むと口が渇くじゃないですか。ぼくは点鼻薬してます」

そんな話をしてから、染めてもらったのですが。

そのお兄さんの着ているTシャツが気になる。

王冠に分厚いマントというお伽話に出てくるような王様のプリントに「QUEEN」て書いてある。

王様なのに女王様(クイーン)??

よくよく王様の顔を見ると、フレディ・マーキュリー

なるほど!でも紛らわしい!

そうこうしているうちに終わったのですが、ラベンダーアッシュとお願いしたけど、見た目はこげ茶色…。

「1週間後くらいがちょうどいいと思います」とお兄さん。

しかし、お出かけの予定は翌日。

それ、早く言ってよ〜!

 

美容院を出て、駅ビルの前を通りかかると警察官が立っている。

振り込め詐欺撲滅期間らしい。

その警察官におばあさんがまくし立てている。

「黒ずくめの男に追いかけられたんですよ!」

「はあ……」

警察官はあまり乗り気じゃない。

多分、同じ話を何回も聞かされてる雰囲気。

警察官って大変。

 

お昼ごはんを食べてまた警察官の前を通りかかったら。

今度は大きめの踏み台におじいさんがどっかと腰を下ろしていて、警官の方が困惑している。

「あちらにベンチがありますので」

「車(タクシー)待ってんだ!」

確かにそこはタクシー乗り場の前。

そう言われて、邪険にどかせられない警察官。

「あー……」

対応に悩んでいる。

大変だなあ。

私はその前を通って、今度は病院へ。

 

十日くらい前から階段を降りる時に右膝が痛んでいたんだけど、それが二、三日前から腫れ出して、その日とうとう何もしなくても痛み出したので。

さすがの私も放置できずに整形外科に行くことに。

午後の診察は2時〜。

着いたのは13:40頃。

病院に入ると、ソファにはずらっと座ってる人々が。

ええー!めっちゃ混んでる!

しかし回れ右する訳にいかないので、受付へ。

ほぼ怪我をしない私は勿論初診。

色々書類を書いて、受付が受理されるのを待つ。

座って見ていると、受付におばあさんが診察券を出している。

「予約はありますか?」

「3時に予約してる」

「それなら、あちらの機械に通してください」

そう。この整形外科は最近建て替えて、めっちゃシステマチックになったのである。

再診の人は受付専用の機械に診察券を通して、受付をするのである。

しかし、おばあさんは一向に聞く耳を持たずに受付に診察券を押し付けようとしている。

仕方ないので受付の女性がカウンターから出て、おばあさんを受付機械へと案内して、説明をする。

しかし、2人はまた戻ってきた。

「再発行しますから」

おばあさんはフンという顔をしている。

「キャッシュカードと一緒に入れてました?一緒にしておくと使えなくなるんですよ」

受付の女性が手続きをしながら言うんだけど、おばあさんは明後日の方向を見ている。

カードをまとめてひとつの袋にしまっているおばあさんが多いことを私は知っている。

分けてしまえと言われても、そうしたら何処にしまったかわからなくなると言うんだろうな。

多分、再発行した診察券がまた使えなくなるまでそんなにかからない気がする。

病院の受付も大変だなあ。

 

ぼんやり受付を待っていて、ふと横を見ると財布が落ちている。

だっ、誰!?!?

そういえば、さっき隣におじいさんがいたけど……と周囲を見たら後ろにそのおじいさんがいた。

「お財布……」

「オレじゃない」

えっ、違うの?

じゃあ、誰だ?

受付に預けるか……

と今度は私が財布を持って困惑していると、反対側の隣にいたおばあさんが。

「あっ、私の!」

そういえば、さっき近くにいたおばあさんだった。

おばあさんに財布を渡すと手に握って、そのまま順番を待つ。

バッグに入れないから置き忘れるんですよ…。

おじいさんとおばあさんは自由すぎる……。

 

受付が終わるのは長かったけど、診察までは早かった。

若い女医さんが私の膝を見て言う。

「腫れてますね〜。炎症を起こしてますね」

それは素人の私でも分かる。

「ここのガサガサから菌が入ったと思われます」

ガサガサで白く粉を吹いた膝を指差される。

冬だから厚いタイツを履いてしまえば見えないとお手入れをサボっていた膝である。

そう指摘されて、めちゃめちゃ恥ずかしい……。

「急に38℃の熱が出たり、膝下が全体的に腫れることがあるかもしれません。そうなったら、電話して来てください。休みでも病院やってますので」

ひ、ひええ……。

明日、出かけられるの??

念のためにとレントゲンを撮られ、採血されて診察は終わり。

病院の斜め前にある薬局で抗生剤をもらって帰る。

病院でかかったお金は薬代含めて四千円くらい。

痛い出費だー!

そう思うと、尚更膝が痛い気がする。

健康な肉体プライスレス。

その言葉を噛みしめながら、夕飯の買い物をして帰路についたのでした。

 

それから2日たったけれど、熱が出ることも腫れが広がることもなくてよかった!

異常を感じたら、早めに病院へ!

そう教訓を学んだ日でした。